尾瀬

2023-08-28 2023-12-20

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尾瀬（おぜ）

本州最大級の高層湿原で国の天然記念物に指定されている湿原

英語名	Oze
登録日	2005年11月8日
面積	8,711 ha
湿地のタイプ	高層湿原、淡水湖
所在地	福島県檜枝岐村、群馬県片品村、新潟県魚沼市
座標	北緯36度53分、東経139度11分
標高	1,400～1,420 m（湿原部）　1,665 m（尾瀬沼）　2,356 m（最高地点）
国際登録基準	1
保護の制度	尾瀬国立公園特別保護地区及び特別地域

湿地の概要

尾瀬は、東京から北方約140 kmに位置し、群馬、福島、新潟の3県にまたがる自然の宝庫です。本州最大の湿原である尾瀬ヶ原及び尾瀬沼を中心に、標高2,000 mを超える山岳や原生林などで構成されています。周囲の山岳と湿原が織りなす景観は広大で美しく、季節により様々な高山植物が見られるなど湿原特有の動植物に恵まれた貴重な自然環境でが特徴です。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

ミズバショウと至仏山

ニッコウキスゲ

草紅葉と池塘

尾瀬ヶ原と燧ヶ岳

湿地の特徴

歴史

尾瀬国立公園の名は、国民的愛唱歌「夏の思い出」でも広く知られており、その歴史は古く、昭和9（1934）年に日光国立公園の一部として指定されました。その後、平成19年（2007）年に日光国立公園から尾瀬地域を分割し、29番目の国立公園として指定されました。

成り立ち

尾瀬ヶ原は本州最大の山地湿原です。また尾瀬沼、尾瀬ヶ原の北方には東北地方には最高峰となる燧ヶ岳や景鶴山、西方には至仏山、笠ヶ岳、南方には荷鞍山、東方には物見山、鬼怒山といった山稜が連なっています。

自然保護

昭和30年代以降の利用者増加による植生破壊やゴミの放置、昭和40年代の道路開発計画などの新たな問題が生じました。しかし、熱心な自然保護活動や植生回復、ゴミ持ち帰り運動、マイカー規制などの取り組みが行われ尾瀬の自然は守られてきました。
こうした取組みは、尾瀬ではじめて行われ、その後全国的に広まりました。自然保護の原点ととも呼ばれています。