串本沿岸海域
串本沿岸海域
サンゴ礁形成限界の北緯30度をはるかに超えた世界最北のイシサンゴ類群生地
英語名 | Kushimoto Coral Communities |
---|---|
登録日 | 2005年11月8日 |
面 積 | 574 ha |
湿地のタイプ | 非サンゴ礁域のサンゴ群集 |
所在地 | 和歌山県串本町 |
座 標 | 北緯33度28分、東経135度44分 |
標 高 | -20~0 m |
国際登録基準 | 1 |
保護の制度 | 吉野熊野国立公園海域公園地区及び普通地域 |
湿地の概要
本州最南端となる紀伊半島の南端沿岸に位置します。黒潮の影響を強く受けて水温が常に高く、また透明度も非常に高いため、イシサンゴ類の生息に適した環境となっています。串本海域では120種を超える造礁性イシサンゴ類が生息しています。サンゴ礁は海中の熱帯雨林と称され、海域では生物多様性の最も高い場所です。それは生きたサンゴ類が非常に複雑で多様な環境を作り出すためです。
当海域はサンゴ礁分布北限からかなり北に外れていますが、高密度なサンゴ群集を形成する稀有な海域であり、スキューバダイビングやスノーケリングが盛んに行われています。
当海域はサンゴ礁分布北限からかなり北に外れていますが、高密度なサンゴ群集を形成する稀有な海域であり、スキューバダイビングやスノーケリングが盛んに行われています。
湿地の特徴
串本町は一つの町でありながら、2の海の特性を持ちます
串本町串本の西側は亜熱帯の海域であり、東側は温帯の海域です。
それにより、串本町は日本で最もたくさんの生物が住む海域の一つとなっています。
サンゴ類の移り変わり
ラムサール条約に登録された2005年当時はクシハダミドリイシ類が大部分を占めていましたが、2010年以降は南方種であるスギノキミドリイシは増えてきて、場所によってはスギノキミドリイシが圧倒していることもあります。
おすすめ
みる
ラムサール条約登録の海を海中散歩
串本海中公園センターではラムサール条約登録の串本の海をそのまま再現しています。また、海中展望塔からは串本の海の生物の営みを鑑賞することができます。
串本海中公園
情報提供:串本町
遊ぶ
子供たちのスノーケリング
近畿地方で本格的なサンゴ群落を見ることができるダイビングスポットとして、リピーターを含む多くのダイバー達に愛されています。また修学旅行生への体験メニューにスノーケリングを組み込んで、自然そのものを学習と観光の資源として活用しています。情報提供:串本町
施設情報
関係市町村(会員市町村)
※50音順