中池見湿地

中池見湿地なかいけみしっち

まちのちかくに、たくさんのいきもの

英語名 Nakaikemi-shicchi
登録日 2012年7月3日
面 積 87 ha
湿地のタイプ 低層湿原、水田
所在地 福井県敦賀市
座 標 北緯35度39分、東経136度05分
標 高 45 m
国際登録基準 1、2、3
保護の制度 越前加賀海岸国定公園特別地域

湿地の概要

中池見湿地は、市街地の北東部約2 kmの場所に位置する25 haほどの低層湿地です。「袋状埋積谷」と呼ばれる地形を有しており、地下には、少なくとも10万年分の気候変動を記録した厚さ約40 mの泥炭埋積物が確認されています。
ヨシやマコモ、スゲなどの草原が広がり、四季折々に湿地ならではの草花が見られます。動物では、72種類のトンボ、湿地の名を冠したナカイケミヒメテントウが確認されています。そのほか、キタノメダカの模式産地であるなど、学術的にも注目されている場所です。また、希少な渡り鳥ノジコの中継地でもあります。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

サワオグルマ

夏

チョウトンボ

秋

ダイサギ

冬

中池見秋景

湿地の特徴

人との関わり

中池見湿地は、江戸時代に新田開発され、近年まで全域で水田耕作が行われていました。しかし、様々な経緯によって水田は放棄され、今ではそのほとんどが、ヨシなどの覆う草原となりました。一部では、現在も生態系保全のための水田耕作が続けられています。

自然観察スポット

希少な渡り鳥・ノジコ、72種類のトンボなど、絶滅を危惧される動植物を含めて2,000種類以上の生き物が棲んでいて、ウォッチャーもたくさん訪れます。市街地からほど近く、すぐれた自然観察スポットです。

参加型イベント

地元の団体により、自然観察会や外来種・アメリカザリガニの駆除、フォトコンテストなど、各種の参加型イベントが催されています。

おすすめ

みる

中池見人と自然のふれあいの里

中池見湿地では、ビジターセンターのほか、園内散策・観察用に木道を設置しています。 各種の動植物を間近に観察することができます。湿地を囲む山際(外周部分)を周遊することもできます。

情報提供:敦賀市

遊ぶ

天筒山

中池見湿地は、袋状埋積谷として山々に囲まれていますが、そのうちの一つ、 天筒山(てづつやま、標高171.3m)は、ハイキングコースが整備されています。写真は、天筒山の頂上から鳥瞰した中池見湿地です。

情報提供:敦賀市

施設情報

関係市町村(会員市町村)

※50音順

敦賀市市民生活部環境廃棄物対策課

https://www.city.tsuruga.lg.jp/