志津川湾
志津川湾
国内初!「海藻の藻場」の登録湿地 志津川湾
英語名 | Shizugawa-wan |
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登録日 | 2018年10月18日 |
面 積 | 5,793 ha |
湿地のタイプ | 海洋の潮下帯域(藻場) |
所在地 | 宮城県南三陸町 |
座 標 | 北緯38度40分、東経141度30分 |
標 高 | 0 m |
国際登録基準 | 1、2、3、4、6 |
保護の制度 | 三陸復興国立公園海域公園地区 |
湿地の概要
志津川湾は北太平洋に面する三陸海岸の南部に位置しています。暖流と寒流がバランス良く混ざり合う独特の海洋環境を背景に、冷たい海を代表する海藻“マコンブ”と暖かい海を代表する海藻“アラメ”の森が同じ海域で見られる珍しい海です。冬には、国の天然記念物で絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類:環境省・宮城県)にも指定されている希少種コクガンが、毎年100-400羽以上越冬します。海中に広がるバリエーション豊富な「藻場」(海藻の森と海草の草原)は、志津川湾の生物多様性と生産性の高さを支えています。
湿地の特徴
海藻の森と海草の草原
志津川湾内には、コンブ場、アラメ場、ガラモ場、海草で構成されるアマモ場の4つのタイプの藻場が見られます。これまでに海藻・海草類が220種以上確認され、600種以上の海洋生物の餌場や生息地となり、海洋の生物多様性を支えています。
希少な水鳥の越冬地
安定した藻場の存在は、コクガンの餌となるアマモやアオサ類の葉を十分に供給し、まとまった数のコクガンの越冬を可能にしています。また、志津川湾は、オオワシやオジロワシにとっても重要な越冬地となっています。
海の環境を守る取り組み
南三陸町では、漁業者や研究機関などと連携し、藻場の保全や環境モニタリング調査を継続して行っています。また、名産のカキ養殖業では、水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証を取得するなど、環境と社会に配慮した責任ある養殖を目指した取り組みも進められています。
おすすめ
みる
神割崎
石巻市との境界にある景勝地で、2つに割れた奇岩から荒波が押し寄せる光景は迫力満点。近場にはキャンプ場があり、例年の2月中旬と10月下旬には、ちょうど岩の合間から日の出を見ることができます。南三陸観光協会
情報提供:
食べる
南三陸キラキラ丼
地元の海産物をふんだんに使用した名物丼です。「春つげ丼、うに丼、秋旨丼、いくら丼」の4種類が季節の移り変わりに合わせて提供され、店舗毎に丼の盛り付けも異なるので、甲乙つけ難い魅力があります。南三陸観光協会
情報提供:
遊ぶ
シーカヤック
南三陸・海のビジターセンターで開催されている自然体験プログラムの1つです。他にもスノーケリングやスタンドアップパドルボード等、海に触れて親しみを持てるアクティビティが豊富にあります。南三陸・海のビジターセンター
情報提供:南三陸・海のビジターセンター
施設情報
施設名:南三陸町自然環境活用センター
URL:http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/index.cfm/8,0,39,390,html
施設名:南三陸・海のビジターセンター(写真提供元)
関係市町村(会員市町村)
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南三陸町自然環境活用センター