ウトナイ湖
ウトナイ湖
ウトナイ湖で今までに確認された野鳥は約270種。日本でも屈指の渡り鳥の中継地
英語名 | Utonai-ko |
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登録日 | 1991年12月12日 |
面 積 | 510 ha |
湿地のタイプ | 淡水湖、湖岸河川流域の低湿地 |
所在地 | 北海道苫小牧市 |
座 標 | 北緯42度42分、東経141度43分 |
標 高 | 1~5 m |
国際登録基準 | 2、5 |
保護の制度 | 国指定ウトナイ湖鳥獣保護区ウトナイ湖特別保護地区 |
湿地の概要
ウトナイ湖は、札幌から苫小牧にかけて広がる石狩低地帯の南部に位置し、苫小牧市の工業地帯から北東に約11 km、太平洋岸からは直線で約8 km、勇払原野の北西端にある淡水湖(勇払川の一部)です。周囲は約9 km、面積は約275 ha、水深は最も深いところで約120 cm、平均60 cmと非常に浅くなっています。気候としては太平洋西部気候区で、北海道としては温暖で冬季の降雪量も少なく、晴天の日が多いことが特徴です。
日本最大の釧路湿原にも匹敵するほどであった、かつての勇払原野の面影を残す唯一の場所です。
日本最大の釧路湿原にも匹敵するほどであった、かつての勇払原野の面影を残す唯一の場所です。
湿地の特徴
ウトナイ湖の自然
ウトナイ湖は、支笏湖や樽前山、また、海に近く、砂丘や火山灰性の原野や丘陵性の森林、美々川と湖沼周辺の湿原という自然環境の多様性を持っています。
湖内には、ヒシ、コウホネなどの水生植物、周辺草地には、ヨシ、イワノガリヤス、さらにハンノキ、コナラ、ミズナラなどの広葉樹林が広がっています。約270種の鳥類が確認され、ノゴマやオオジシギなどの夏鳥が繁殖し、ガン・カモ類、ハクチョウ類などの水鳥が渡りの中継地や越冬地として利用しています。
おすすめ
みる
夏鳥ウォッチング
5~7月にかけては、林や草原、湿原でのバードウォッチングがオススメです。キビタキ、センダイムシクイ、コヨシキリ、ノゴマなど、夏鳥の姿とさえずりを楽しみましょう。(公財)日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリ
情報提供:苫小牧市
遊ぶ
ウトナイ湖漁業体験
毎年8月頃に開催。ウトナイ養殖漁業会の協力を得て、ウトナイ湖の自然を満喫する漁業体験にネイチャーセンターのレンジャーなどの案内を受けながら、湖岸散策路を自然観察し漁獲物の試食会を行います。情報提供:苫小牧市
パンフレット
- (公財)日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリ.pdf(pdf/1 MB)
- ウトナイ湖野生鳥獣保護センターパンフレット.pdf(pdf/2 MB)
施設情報
施設名:ウトナイ湖野生鳥獣保護センタ-
URL:http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/shizen/shizenhogo/utonai/
施設名:(公財)日本野鳥の会 ウトナイ湖サンクチュアリ(ネイチャーセンター)
関係市町村(会員市町村)
※50音順
苫小牧市環境衛生部環境生活課自然保護担当