佐潟
佐潟
里潟として人々に守られてきた淡水湖。コハクチョウの越冬地
英語名 | Sakata |
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登録日 | 1996年3月23日 |
面 積 | 76 ha |
湿地のタイプ | 淡水湖 |
所在地 | 新潟県新潟市 |
座 標 | 北緯37度49分、東経138度53分 |
標 高 | 5 m |
国際登録基準 | 3、5、6 |
保護の制度 | 国指定佐潟鳥獣保護区、佐渡弥彦米山国定公園特別地域 |
湿地の概要
佐潟(さかた)は、新潟市西区赤塚に位置し、上潟と下潟と周辺の低湿地からなる、面積76 haの湿地です。上潟と下潟を合わせた面積は、43.6 ha、標高5 m、平均水深は1 m程度と浅く、湖底は船底型をしています。外部から流入する河川はなく、その水は、周辺砂丘地からの湧水や雨水によって供給されています。冬にはコハクチョウやヒシクイをはじめとした水鳥が多数越冬します。地域住民は、この豊かな自然環境を背景に、地域の財産として潟を保全しながら利用してきました。現在では、赤塚地区のまち歩きや小・中学校をはじめとした総合学習の場としても利用され、地域コミュニティや市民団体が中心となって保全活動を進めています。
湿地の特徴
国内有数のコハクチョウの越冬地
冬でも全面結氷しない佐潟では、コハクチョウやヒシクイ、カモ類が多数越冬します。中でも、コハクチョウは毎年4,000羽以上が越冬しており、早朝に周辺の田んぼへ飛び立ち、夕方にねぐらとなる佐潟に戻ってきます。
地域住民による「潟普請」「ハス復活プロジェクト」
かつて佐潟の水は灌漑用水として積極的に利用され、地元住民総出で「潟普請」と呼ばれる潟の大掃除が行われていました。現在では、地元中学生も参加し、現代版「潟普請」として復活し、ドロ上げやヨシ刈りなどの活動を地域住民が行っています。また、ハスのある風景を後年に残すため地元団体によって「ハス復活プロジェクト」が始まりました。地元小学生も参加し、ハスの実の切り出しや苗起こし、移植などの活動を行っています。
周辺に広がる日本有数の砂丘
佐潟は、越後平野を形成し全長76 kmにも及ぶ新潟砂丘の南端に位置します。周辺の砂丘地はほぼ全域が農地となっており、標高が50 mを超える「見晴らしの丘展望台」は素晴らしいパノラマを展望することができます。周辺の砂丘地を散策するコースも設定されています。
おすすめ
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佐潟を知ろう!
佐潟水鳥・湿地センターでは、年間を通じて観察会やイベントなどを開催しています。佐潟水鳥・湿地センター(025-264-3050)
https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/shisetsu/yoka/sakatashicchi.html
情報提供:新潟市
潟舟体験
4月から10月にかけて不定期で運航。船頭のガイドで湖上体験が楽しめます。情報提供:新潟市
パンフレット
- 佐潟ガイドブック(発行:新潟市).pdf(pdf/12 MB)
- ラムサール条約登録湿地 佐潟 ともにいきる潟 潟にすむいきもの(発行:環境省).pdf(pdf/1 MB)
- 潟マップ(発行:新潟市).pdf(pdf/5 MB)
施設情報
関係市町村(会員市町村)
※50音順
新潟市環境部環境政策課