瓢湖

瓢湖ひょうこ

江戸時代につくられた灌漑用水池で、地元住民が守ってきた「白鳥の湖」

英語名 Hyo-ko
登録日 2008年10月30日
面 積 24 ha
湿地のタイプ 貯水池、ため池
所在地 新潟県阿賀野市
座 標 北緯37度50分、東経139度14分
標 高 8.6 m
国際登録基準 6
保護の制度 国指定瓢湖鳥獣保護区瓢湖特別保護地区

湿地の概要

瓢湖は新潟市から約20 ㎞の阿賀野市に位置し、江戸時代の初め1639年につくられた灌漑用のため池で、当時は瓢箪の形をしていました。
現在は新たに造成された東新池、さくら池、あやめ池を含め4つの池からなり、水深は平均0.7 mと浅く、周辺の川から取水していますが、ほとんど流れのない静水池です。
瓢湖は江戸時代から殺生禁制の池で、明治以降も慣例的に狩猟を禁じてきたため、水鳥の楽園となりました。特にハクチョウは、1954年に初めて給餌に成功し、「白鳥の湖」として瓢湖の名を全国に広め、野鳥保護活動に大きな影響を与えました。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

満開の桜に包まれる湖岸

夏

ハスの花が咲き誇る湖面

秋

白鳥おじさんと紅葉した湖畔の並木

冬

優雅に飛び立つ白鳥たち

湿地の特徴

国内有数のハクチョウの越冬地

毎年、コハクチョウなどハクチョウ類約6,000羽、オナガガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロなどガンカモ類3万羽以上が渡来し、採餌の場やねぐらとしています。これまで、13目31科107種の野鳥が確認されています。

四季折々の表情 瓢湖を彩る花々

ハクチョウが渡来する秋から冬だけでなく、春には湖岸を埋め尽くす満開の桜が、夏には湖面に広がる可憐なハスの花が、来訪者を魅了します。また、湖に隣接するあやめ園では、毎年6月に色とりどりのアヤメの花を見ることができます。

住民参加による保全活動

「白鳥おじさん」による給餌のほか、地域の愛護団体である「瓢湖の白鳥を守る会」や、地元小学校による白鳥パトロール隊など、住民参加の保全活動が盛んです。その成果もあり、ハクチョウなどの水鳥の様子を間近で観察することができます。

おすすめ

みる

やすだ瓦ロード

瓦の生産工場が立ち並ぶ阿賀野市保田地区に、瓦の装飾を楽しみながら散策できる観光スポットとして整備されました。
食を通じた地域の情報発信拠点「瓦テラス」や10,000枚を超える瓦の装飾、風情あるレンガ煙突の街並みをお楽しみください。

安田瓦協同組合 瓦テラス

情報提供:阿賀野市

食べる

地元食材を使った特産加工品

阿賀野市は稲作を中心とした農業が盛んであり、地元産酒米を醸造した日本酒や、大豆を加工した豆腐・醤油などを味わうことができます。
また、阿賀野市は「県内酪農業発祥の地」として知られ、生乳を加工したジェラートやヨーグルトなどの乳製品も堪能することができます。

情報提供:阿賀野市

遊ぶ

サントピアワールド

東北・北陸一のスケールを誇る大遊園地。
猛スピードで走り抜ける恐竜コースターや大観覧車など、楽しいアトラクションがいっぱい。

サントピアワールド

情報提供:阿賀野市

パンフレット

施設情報

 

施設名:瓢湖あやめ園(瓢湖すいきん公園)

関係市町村(会員市町村)

※50音順

産業建設部公園管理事務所

http://www.city.agano.niigata.jp