阿寒湖
阿寒湖
国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」が生育する森と火山に囲まれた淡水湖
英語名 | Akan-ko |
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登録日 | 2005年11月8日 |
面 積 | 1,318 ha |
湿地のタイプ | 淡水湖(堰止湖) |
所在地 | 北海道釧路市 |
座 標 | 北緯43度27分、東経144度06分 |
標 高 | 420 m |
国際登録基準 | 1 |
保護の制度 | 阿寒摩周国立公園特別保護地区及び特別地域 |
湿地の概要
北海道東部に位置する阿寒湖は、阿寒火山の噴火活動によって約20~15万年前に形成された古阿寒湖(カルデラ湖)が、雌阿寒岳や雄阿寒岳などの火山活動によって縮小・分断された湖の一つで、標高420 m、面積1,318 ha、平均水深18.7 mの淡水湖です。国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」が群生し、湖の周囲にはエゾマツ、トドマツなどの針葉樹と、ミズナラ、カツラなどの広葉樹が混在する深い森林が広がっています。
森林の大部分は(一財)前田一歩園財団により100年にわたり民有地として管理され、豊かな自然環境が維持される一方、古くから道東を代表する観光地の一つとして賑わいを見せています。
森林の大部分は(一財)前田一歩園財団により100年にわたり民有地として管理され、豊かな自然環境が維持される一方、古くから道東を代表する観光地の一つとして賑わいを見せています。
湿地の特徴
世界で唯一の球状マリモ群生地
阿寒湖に生育するマリモは、美しい球体をつくるため、国の特別天然記念物に指定されています。マリモが丸く大きく育つためには、風や波の力、湖内の光環境、湖底の地形や底質、温泉や湖底湧水からのミネラル供給など、多くの自然の要素を必要とします。阿寒湖は、これらの要素が奇跡的に保たれているため、球状マリモの生育を可能としています。
豊かな自然に生きる動物たち
阿寒湖と周辺の森林には、北海道を代表するヒグマやエゾシカをはじめ哺乳類24種、クマゲラなど鳥類65種が生息しています。また、魚類ではここがアジアにおける天然分布の南限となっているヒメマスや日本最大の淡水魚のイトウ、貝類ではカワシンジュガイなどが生息しています。
湖と森を楽しむ
阿寒湖周辺の森林や火山には、自然探勝路や登山道が設けられており、変化に富んだ自然を歩いて楽しむことができます。また、民有林でも環境に配慮したガイドツアーがおこなわれており、登山やキャンプ、釣りなどのアウトドアレジャーも盛んです。
おすすめ
みる
世界でここだけ!大型球状マリモ
マリモは世界各地に分布していますが、直径15cmを超える大型の球状マリモが生育するのは、ここ阿寒湖だけです。チュウルイ島にある「釧路市阿寒湖のマリモ展示観察センター」では、 貴重な天然の大型球状マリモを見ることができます。SUPER FANTASTIC Kushiro Lake Akan
情報提供:釧路市
食べる
自然の恵みを食す!
阿寒湖周辺の森林には多くのエゾシカが生息しています。地元で獲れる新鮮な鹿肉を使っているからこそ、クセが少なく、肉質の柔らかい鹿肉が味わえます。ここだけの自然の恵みを是非ご堪能ください。温泉宿と食事処 両国
情報提供:釧路市
遊ぶ
ガイドと行く最高のアウトドア体験
阿寒湖温泉には様々なアウトドア体験を提供するガイドがいます。 釣り、カヌー、登山、サイクリングやスノーシューを使った冬の散策まで、四季折々に表情を変える阿寒の自然を経験豊富なガイドと満喫することができます。阿寒ネイチャーセンター
ガイドのお店 イ・モシリ
TSURUGA アドベンチャーベース SIRI
阿寒観光ハイヤー
阿寒アドベンチャーツーリズム
アイヌ文化ガイド「Anytime, Ainutime!」
情報提供:釧路市
施設情報
施設名:釧路市阿寒湖のマリモ展示観察センター
URL:https://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/2880/
施設名:阿寒湖畔エコミュージアムセンター
URL:http://business4.plala.or.jp/akan-eco/
施設名:阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」
URL:https://www.akanainu.jp/about/ikoro
施設名:国設阿寒湖畔スキー場「ウタラ」
施設名:阿寒湖まりむ館観光インフォメーションセンター
関係市町村(会員市町村)
※50音順
釧路市阿寒町行政センター市民課