藺牟田池

藺牟田池いむたいけ

絶滅の危機に瀕したベッコウトンボが生息する火口湖

英語名 Imuta-ike
登録日 2005年11月8日
面 積 60 ha
湿地のタイプ 淡水湖(火口湖)、低層湿原
所在地 鹿児島県薩摩川内市
座 標 北緯31度49分、東経130度28分
標 高 296 m
国際登録基準 2
保護の制度 藺牟田池ベッコウトンボ生息地保護区管理地区

湿地の概要

藺牟田池は、薩摩川内市を流れる川内川の上流部の山中にある面積60 haの火口湖です。周囲約4 kmのほぼ丸い形をしており、最大水深2.7 m、平均水深0.8 mの浅い湖です。西側の3分の1は泥炭層が堆積し、湿原化しています。珍しい泥炭質の浮島が多く見られることから、国の天然記念物にも指定されています。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

春爛漫

夏

レジャーの夏

秋

紅葉

冬

雪景色

湿地の特徴

藺牟田池ビオトープ

ベッコウトンボが生息できる場所の確保と、藺牟田池の自然を身近に観察できる場所の整備を目的としたビオトープを設置しています。また、近くには簡易水槽を用意し、渇水によるベッコウトンボ等の減少を防ぐ取組みを行っています。

泥炭形成植物群落

藺牟田池の西側の一帯には低層湿原が発達しており、ジャヤナギやヨシなどの挺水植物が群生しています。これらの植物は枯れると堆積し、炭化して泥炭層を形成します。南方地域にあるのはとても珍しく、泥炭形成植物群落として大正10年3月3日に国の天然記念物に指定され、保護されています。

環境保全の取組み

平成8年度から長期間にわたり行われているベッコウトンボの頭数記録、釣った外来魚のリリース(再放流)を禁止、釣った外来魚は、外来魚の回収ボックスに回収、外来魚釣り体験、外来魚駆除釣り大会、生態系調査等環境保全の取組みが行われています。

おすすめ

みる

豊かな自然環境

鳥の羽根のような葉が、秋に落ちるため名づけられたラクウショウ(落羽松)、国内希少野生動植物種に指定されているベッコウトンボ、泥炭層の一部が湖底から離れた水面に浮かび上がった浮島、人間に目撃された女竜が石になったという伝説の残る竜石など見どころ満載です。

情報提供:薩摩川内市

遊ぶ

様々なアクティビティ

藺牟田池の周辺には、オートキャンプ場、池の周辺をめぐっているサイクリングロード、標高450mから500m前後の外輪山を巡る外輪山登山、パラグライター体験のほか、楽しみながら環境保全活動が出来る外来魚駆除釣り体験ができます。

情報提供:薩摩川内市

施設情報

 

施設名:祁答院生態系保存資料館(アクアイム)

URL:https://satsumasendai.gr.jp/spotlist/1792/

施設名:藺牟田池ビオトープ

関係市町村(会員市町村)

※50音順

薩摩川内市市民安全部環境課

https://www.city.satsumasendai.lg.jp/