東海丘陵湧水湿地群

東海丘陵湧水湿地群とうかいきゅうりょうゆうすいしっちぐん

小さな生きものたちが集う里山の湿地

英語名 Tokai Hilly Land Spring₋fed Mires
登録日 2012年7月3日
面 積 22.5 ha
湿地のタイプ 湧水湿地
所在地 愛知県豊田市
座 標 北緯32度08分、東経137度21分(矢並湿地) 北緯35度12分、東経137度24分(上高湿地) 北緯35度11分、東経137度24分(恩真寺湿地)
標 高 111~254 m
国際登録基準 1、3
保護の制度 愛知高原国定公園特別地域

湿地の概要

東海丘陵湧水湿地群は、愛知県北部に位置する矢並湿地、上高湿地、恩真寺湿地の三つの湿地からなる湧水湿地です。湧き水が地表を潤すことで形成された鉱質土壌の湿地であり、貧栄養で湿潤な環境のために成立する特殊な植生によって特色づけられています。東海丘陵要素植物として知られるシラタマホシクサやミカワシオガマなどの地域固有の希少な動植物の生育環境が、地元保存会を中心にした活動で保全されており、また地元小学生などの環境学習の場として活用が図られています。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

ハルリンドウ

夏

ハッチョウトンボ

秋

ミカワシオガマ

冬

地元のみんなで保全活動

湿地の特徴

季節で移ろう多彩な動植物

15種類の東海丘陵要素植物群をはじめ、地域に固有の希少な動植物が数多く生育しており、季節ごとに豊かな自然の姿を見ることができます。

「手入れ」で保たれる里山の湿地

矢並湿地、上高湿地、恩真寺湿地のそれぞれに、地元団体が保全活動に取り組んでおり、さらに地元の小学校や豊田市自然愛護協会、豊田市自然観察の森など様々な人たちが関わることによって、「手入れ」がなければ消えていってしまう希少な自然が維持されています。

おすすめ

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湿地観察会

東海丘陵湧水湿地群の3湿地は保全のため、普段は非公開となっていますが、 豊田市自然観察の森によって定期的に観察会が開かれています。季節ごとの動植物の違いを楽しむことができます。

facebook 東海丘陵湧水湿地群(ラムサール条約登録湿地)

情報提供:豊田市

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矢並湿地一般公開

毎年秋には、矢並湿地の一般公開が開催されます。公開期間中には地元小学校の児童が定点ガイド 「子どもおもしろナビゲーター」を務め、普段の湿地での環境学習の成果を伝えています。

「東海丘陵湧水湿地群」(ラムサール条約湿地)

情報提供:豊田市

パンフレット

施設情報

施設名:豊田市自然観察の森(東海丘陵湧水湿地群 ラムサール条約活動センター)

URL:https://toyota-shizen.org

関係市町村(会員市町村)

※50音順

豊田市環境部環境政策課

https://www.city.toyota.aichi.jp