厚岸湖・別寒辺牛湿原
厚岸湖・別寒辺牛湿原
ブランドとなっているカキが獲れる河口の汽水湖と自然度の高い川、流域の湿原
英語名 | Akkeshi-ko and Bekambeushi-shitsugen |
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登録日 | 1993年6月10日 |
面 積 | 5,277 ha |
湿地のタイプ | 汽水湖、塩性湿地、河川、低層湿原、高層湿原 |
所在地 | 北海道厚岸町 |
座 標 | 北緯43度03分、東経144度54分 |
標 高 | 0~20 m |
国際登録基準 | 1、2、4、6 |
保護の制度 | 国指定厚岸・別寒辺牛・霧多布鳥獣保護区厚岸・別寒辺牛・霧多布特別保護地区 |
湿地の概要
北海道の東部に位置する、汽水湖である厚岸湖とそれに流入する別寒辺牛川周辺のヨシ・スゲを中心とする低層湿原で、中央部は部分的にまとまった高層湿原があります。また支流にも小規模に高層湿原が点在し、海岸沿いには塩性湿地が発達しています。
別寒辺牛川河口汽水域、厚岸湖、そして厚岸湾にはアマモ場が無数にあり、水域の生態系の基盤となっています。カキやアサリの養殖、ホッカイエビやシラウオ、ニシンなどの産卵場所、生活の場として重要な地位を占めています。
厚岸湖湖岸線、別寒辺牛川流域全体でタンチョウが繁殖しておりその繁殖数は国内有数です。また厚岸湖は冬でも全面凍結しないため、オオハクチョウの国内最大級の越冬地にもなっています。
別寒辺牛川河口汽水域、厚岸湖、そして厚岸湾にはアマモ場が無数にあり、水域の生態系の基盤となっています。カキやアサリの養殖、ホッカイエビやシラウオ、ニシンなどの産卵場所、生活の場として重要な地位を占めています。
厚岸湖湖岸線、別寒辺牛川流域全体でタンチョウが繁殖しておりその繁殖数は国内有数です。また厚岸湖は冬でも全面凍結しないため、オオハクチョウの国内最大級の越冬地にもなっています。
湿地の特徴
渡り性水鳥の重要な中継地
汽水域から森林までの多様な環境に多種の鳥類が生息しており、これまでに約240種が記録されています。渡り性水鳥はオオハクチョウ、カワアイサ、ホオジロガモ、ヒドリガモ等カモ類が多数、中継地・越冬地として利用します。また、オジロワシ、タンチョウ等の絶滅危惧種の繁殖地でもあります。
産業
厚岸湖では、カキ、アサリの養殖が盛んに行われています。アマモ場では、春のシラウオから始まり、ホッカイエビ(商品名ホッカイシマエビ)などが有名です。冬はコマイ、チカなどの魚類など多くの水産資源が生息し、漁業が盛んに行われています。
環境施策の基本方針
当町の環境施策の基本方針を示す「厚岸町豊かな環境を守り育てる基本計画」を平成19年2月に策定し、同年4月から実施しています。この計画は50年後の厚岸町における環境の姿を展望し、厚岸町の「めざす環境の姿」を『持続可能な産業と生活のために』と設定しています。
6項目の施策の基本方針と16項目の関連施策の柱、102項目の行動指針で構成されており、実現するためには町、町民、事業者が協働で取り組む必要があり、今後毎年町民組織である「町民検討会議」で点検・評価を行い、計画を実施しています。
おすすめ
みる
絶景のカヌーツーリング
厚岸湖・別寒辺牛湿原は、アクセスが非常に難しい湿原です。ガイド付きカヌーツアーに参加することで、湿原を満喫することができます。厚岸味覚ターミナル コンキリエ カヌー川下り
情報提供:厚岸町
食べる
遊ぶ
施設情報
施設名:厚岸水鳥観察館
関係市町村(会員市町村)
※50音順
厚岸町環境林務課(水鳥観察館)