野付半島・野付湾
野付半島・野付湾
自然が創りだした野鳥、植物の楽園
英語名 | Notsuke-hanto and Notsuke-wan |
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登録日 | 2005年11月8日 |
面 積 | 6,053 ha |
湿地のタイプ | 浅海域、藻場、干潟、塩性湿地、低層湿原、砂嘴 |
所在地 | 北海道別海町・標津町 |
座 標 | 北緯43度34分、東経145度16分 |
標 高 | 0~10 m |
国際登録基準 | 1、2、5、6 |
保護の制度 | 国指定野付半島・野付湾鳥獣保護区野付半島・野付湾特別保護地区 |
湿地の概要
野付半島は、国後島との間の根室海峡を南下する潮流で運ばれた砂が堆積してできた、長さ26 kmの日本最大の砂嘴です。標高はほとんどなく、平坦な砂浜と湿地だけがつづいています。内湾には、複雑な形に突出した干潟が形成され、汀線付近には塩湿地が広がり甲殻類等が多く生息しています。
地盤沈下と海水の浸食によってトドマツやミズナラの樹林帯が立ち枯れ、白く風化した姿「トドワラ」「ナラワラ」は荒涼とした独特の景観です。
毎年、春と秋、2万羽以上の渡り鳥が飛来し重要な中継地となっています。
地盤沈下と海水の浸食によってトドマツやミズナラの樹林帯が立ち枯れ、白く風化した姿「トドワラ」「ナラワラ」は荒涼とした独特の景観です。
毎年、春と秋、2万羽以上の渡り鳥が飛来し重要な中継地となっています。
湿地の特徴
啓蒙活動
清掃活動・雑草駆除のほか、近隣の小・中学校を対象にした勉強会を開催し、ラムサールの素晴らしさを伝えています。
北海シマエビ
野付湾には浅い海域にアマモやスガモが生息しており、これらの藻は北海シマエビをはじめ多くの生物たちの住み家となっています。この藻場を漁船のスクリューで荒らしてしまわないようにと、現在もなお、明治時代から伝わる打瀬舟を使って漁が行われています。風を受け、三角の帆をはためかせて静かにすべる打瀬舟の情景は尾岱沼の風物詩になっています。北海シマエビは、限られた資源であるため野付漁業協同組合によって資源調査が行われ、漁期、漁獲量が厳しく規制されています。
氷平線ウォーク
冬には、スノーシューを履いて、結氷した野付湾やトドワラを散策、野付半島に来るオオワシ・オジロワシ等の冬鳥を中心にバードウォッチングなど様々なネイチャーツアーを実施しています。
おすすめ
みる
野付半島原生花園
半島全体、特にネイチャーセンターからトドワラへ続く遊歩道沿いと、野付埼灯台周辺に原生花園がある。6月からセンダイハギ・エゾカンゾウ・ハマナス・ノハナショウブなど色鮮やかな花々が咲き、一面を埋め尽くします。別海町観光協会
情報提供:別海町
食べる
遊ぶ
施設情報
関係市町村(会員市町村)
※50音順
標津町農林課
別海町産業振興部商工観光課