屋久島永田浜

屋久島永田浜やくしまながたはま

夕陽の沈む神秘の砂浜

英語名 Yakushima Nagata-hama
登録日 2005年11月8日
面 積 10 ha
湿地のタイプ 砂浜海岸
所在地 鹿児島県屋久島町
座 標 北緯30度24分、東経130度25分
標 高 10 m以下
国際登録基準 4
保護の制度 屋久島国立公園特別保護地区特別地域

湿地の概要

屋久島は九州の最南端から南方60 kmにある周囲132 km、面積50,000 haの島です。屋久島永田浜は、屋久島北西部の「前浜」、「いなか浜」及び0.2 kmの「四ツ瀬浜」の総称です。花崗岩が風化した粗い砂からなり、幅は約30 mあります。屋久島では数少ない貴重な砂浜の海岸で、国立公園区域に指定されています。
この小さな砂浜に毎年5~7月、アカウミガメが産卵にやってきます。屋久島永田浜は北太平洋でもっとも高密度にアカウミガメの産卵が行われる海岸です。地域の人々は貴重なタンパク源として卵を食したり、売って学芸品に代えたりと、様々な恩恵を受けていました。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

永田岳とシャクナゲ

夏

永田浜での海水浴

秋

海へ帰るウミガメの子

湿地の特徴

奥岳が作る砂浜

永田浜は急峻な海蝕崖に囲まれた屋久島では数少ない貴重な砂浜です。標高1,886 mの永田岳を水源とする「永田川」によって砂が運ばれ、広大な砂浜を形作っています。砂は花崗岩が砕けた荒めの黄色い砂で、素足で歩いても足にくっつきにくいのが特徴です。

ウミガメの貴重な産卵地

主に5月から7月にかけて、アカウミガメが夜9時頃から、産卵のため永田浜に訪れます。また、少数ですが、アオウミガメも産卵のため上陸します。産卵から2~3ヶ月後には孵化した子ガメが海へと巣立っていきます。

トビウオ招き

「トビウオ招き」は、屋久島に古くから伝わる伝統芸能のひとつです。永田浜を構成する浜のひとつ「前浜」で行われ、婦人たちが歌を歌いながら、彩り豊かな飾りをつけた笹竹を沖に向かって振り、トビウオの豊漁を祈願します。

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ウミガメの産卵

毎年5月~7月にかけて、ウミガメが産卵のために永田浜を訪れます。ウミガメはとても臆病な生き物であるため、 不用意に近づくと、産卵を諦めてしまいます。ウミガメを見たい方はウミガメ観察会に参加しましょう。

NPO法人屋久島うみがめ館 永田ウミガメ連絡協議会

情報提供:屋久島町

遊ぶ

横河渓谷

自然のプールやウォータースライダーを楽しむことができる横河渓谷。近年はシュノーケルをつけて素潜りを楽しむ観光客が増えています。

情報提供:屋久島町

施設情報

 

施設名:NPO法人屋久島うみがめ館

URL:https://umigame-kan.org/

関係市町村(会員市町村)

※50音順

屋久島町観光まちづくり課

http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/