出水ツルの越冬地
出水ツルの越冬地
ツルと生きる 未来につなぐ
英語名 | Izumi Wintering Habitat of Cranes |
---|---|
登録日 | 2021年11月18日 |
面 積 | 478ha |
湿地のタイプ | 人工湿地 |
所在地 | 鹿児島県出水市 |
座 標 | 北緯32度6分 東経130度16分 |
標 高 | 1.9m |
国際登録基準 | 2,4,5,6 |
保護の制度 | 環境省(国指定鳥獣保護区特別保護地区)、文化庁(文化財保護法による指定区域「鹿児島県のツル及びその渡来地」)、国土交通省(国土交通大臣指定区域の河川区域) |
湿地の概要
出水ツルの越冬地は、そのほとんどが水田等の農地です。絶滅の恐れのある種のうち、ナベヅルの総個体数のほぼ全て、マナヅルの総個体数の約5割が渡来するツル類の国際的に重要な越冬地として知られています。当該地は、農業関係者を始め地域住民による保護活動により、ツル類を始め水鳥の越冬地としての環境が保全されています。また、クロツラヘラサギやツクシガモ等の絶滅危惧種を含む多くの種類の野鳥が観察される日本でも有数のバードウォッチングの場所です。
湿地の特徴
人と生物との共生
登録地のほとんどが水田として春から秋にかけて利用されています。冬になると水田は越冬にやってくるツルなどの野鳥の貴重な塒や採餌場として利用されます。また登録地に隣接する干潟では無酸処理のノリ養殖がおこなわれており、周辺湿地の環境保全に寄与しています。
江戸時代から続く干拓開発
登録地は、干潟がつづく海でした。江戸時代初期から昭和40年までの干拓開発により、鹿児島県有数の水田地帯になり、その開発をしのぶ島津樋門などの歴史的構築物も現存しています。
登録地は、約400年もの間、農地として利用されており、水生昆虫など多様な生物を育む場所として生物多様性に寄与しています。
生徒による保護活動
ツル保護を行うためにもかかせない羽数調査。毎年、越冬地に近い鶴荘学園、高尾野中学校の生徒達が早朝から寒風に吹かれながら、目を凝らします。両校の長年の活動は、国際的にも重要なデータとして利用されており、この活動を伝統として未来に引き継いでいきます。
おすすめ
みる
広さ日本最大級の武家屋敷群「出水麓」
江戸時代、薩摩藩は「外城(とじょう)」と呼ばれる地方支配の拠点を整備。その中でも肥後との国境であった出水麓は、防衛上重要な場所として整備され、その規模も最大級であったと言われています。 1995年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたほか、2019年に「薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く」として日本遺産の構成文化財として認定されました。出水ナビ 出水麓武家屋敷群
情報提供:
食べる
いずみ親子ステーキごはん
日本有数の生産を誇る『鶏肉』『鶏卵』を使って出水を訪れていただくお客様をおもてなしできるメニューを作りたいと市内の飲食店の有志が開発したご当地グルメ。その場で焼いて食べる出水産のブランド鶏と、出水産の卵かけごはん、チキンサラダにたまごスープがついた出水だからできる鶏づくしメニュー出水ナビ いずみ親子ステーキごはん
情報提供:
遊ぶ
1年じゅうバードウォッチングが楽しめる
日本で見られる約600種の野鳥のうち、300種を見ることができる出水。ツルの越冬期以外にも一年を通して様々な野鳥に出会う事ができます。クレインパーク出水で販売している「出水のバードウォッチングガイド」を片手にたくさんの野鳥をコンプリートしてみではいかがですか。クレインパークいずみ 野鳥情報
情報提供:
パンフレット
- 出水市とラムサール条約(児童向けパンフレット).pdf(pdf/14 MB)
施設情報
施設名:出水市ツル博物館クレインパークいずみ
URL:http://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/cranepark/
施設名:出水市ツル観察センター
URL:https://www.izumi-navi.jp/spots/detail/1
施設名:出水麓歴史館
関係市町村(会員市町村)
※50音順
出水市商工観光部ラムサール推進室
関連サイト
サイト名:出水ラムサールナビ
URL:https://ramsar.izumi-navi.jp
サイト名:出水ナビ
URL:https://www.izumi-navi.jp
サイト名:九州地方環境事務所
URL:https://kyushu.env.go.jp