藤前干潟

藤前干潟ふじまえひがた

大都市の中にありながら渡り鳥や干潟の自然にふれあえる「名古屋の環境の原点」

英語名 Fujimae-Higata
登録日 2002年11月18日
面 積 323 ha
湿地のタイプ 河口干潟
所在地 愛知県名古屋市・飛島村
座 標 北緯35度4分、東経136度50分
標 高 -4.0~0.8 m
国際登録基準 2、4、5
保護の制度 国指定藤前干潟鳥獣保護区藤前干潟特別保護地区

湿地の概要

藤前干潟は、名古屋港に流入する庄内川、新川、日光川の河口部に広がる約300 haの干潟です。国内有数の渡り鳥の中継地で、毎年数多くの水鳥が飛来します。シベリアなど北半球の繁殖地とオセアニアなど南半球の越冬地を往復しているシギやチドリの大切な中継地となっています。
また、ボラ、ハゼ、ヒイラギ、シジミ、ミルガイ、フジツボ、イソギンチャク、アナジャコ、カニ類などの魚介類・底生生物が生息しています。

湿地の四季

※写真をクリックすると大きくして見る事ができます。

春

春:清掃活動

夏

夏:干潟体感学習

秋

秋:写真展

冬

冬:調査・観察

湿地の特徴

様々な鳥のオアシス

藤前干潟では、北半球の繁殖地と南半球の越冬地を行き来するハマシギ、ダイゼン、シロチドリなどのシギ・チドリ類に加え、ロシア極東やアラスカなどから多数のガンカモ類が渡来して越冬するほか、サギ類、カモメ類、猛禽類も、多数渡来または生息しています。

名古屋の環境の原点

藤前干潟は、大都市、港湾、工業地帯の只中にあり、周辺で大規模な埋立が進められてきた中でわずかに残された貴重な自然です。過去に干潟の一部をごみ処分場とする計画が進められましたが、市民運動と行政の最終判断により断念され、名古屋市のごみ減量推進の大きな契機となりました。

環境教育の場として活用

名古屋市では、環境省やNPO等と協働して、通年で藤前干潟の魅力にふれることができるように、講演会や干潟体験、写真展などのプログラムを行う、藤前干潟ふれあい事業を実施しています。

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貿易港と自然のコントラスト

藤前干潟は日本国内のラムサール条約登録湿地では珍しく、貿易港である名古屋港と面しています。 貴重な自然と共に、赤い名港トリトンやクレーン、コンテナなど、人工物と自然物とのコントラストを見ることができます。

情報提供:名古屋市

遊ぶ

楽しく学習 藤前干潟

藤前干潟には様々な環境学習施設があり、クイズや生態展示などにより、楽しみながら藤前干潟を学ぶことができます。

情報提供:名古屋市

パンフレット

施設情報

 

稲永ビジターセンター(環境省)

http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/index.html

 

藤前干潟活動センター(環境省)

http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/index.html

 

http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/19-8-4-2-12-0-0-0-0-0.html(名古屋市公式ウェブサイト)
http://www.inae-bird-watching-place.org/(指定管理者HP)

関係市町村(会員市町村)

※50音順

名古屋市環境企画部環境企画課

http://www.city.nagoya.jp/