平成22年1月16〜17日に石川県加賀市にて、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議の主催で、学習・交流事業が開催されました。湿地保全分野において活躍する自治体・NPO・団体関係者が意見や情報交換する場を設けることで、湿地のワイズユースのための連携を図り、個々の活動および地域の活性化を促進することが、本学習・交流会の目的でした。

  1日目のシンポジウムでは、基調講演として、日本雁を保護する会会長の呉地正行さんから「ラムサール条約を活かした地域づくり〜蕪栗沼での鳥と農業の共生をめざした取り組み〜」と題して、生物多様性を高め、水鳥と共生した水田農法「ふゆみずたんぼ」の取り組みについてお話をいただきました。また、パネルディスカッションでは、法政大学キャリアデザイン学部教授の笹川孝一さんをコーディネーターとして、片野鴨池、琵琶湖、大山上池下池、佐潟など各地のラムサール条約湿地で保全活動に取り組まれている6名のパネリストの方から活動事例を紹介していただきました。
  シンポジウムには90名以上の方が参加し、多くの人が、講演やパネリストの発表、参加者との討論に興味深く聞き入り、湿地の保全やワイズユース、そのための「交流・教育・参加・啓発(Communication, Education, Participation and Awareness)」のために、自分たちには何が出来るかを真剣に考えていました。
  この模様は、当日夕方のNHK金沢放送局のニュースや『北国新聞』『北陸中日新聞』でも紹介されました。

  このシンポジウムと現地見学会や交流会もふまえて、2日目は、グループワークを行いました。参加者のそれぞれが、日頃の取り組みや思いを語り、ラムサール条約と湿地のワイズユースを活かした地域の活性化についての方法を考え、議論が白熱しました。各グループからの発表の内容を集約して、「ラムサール条約と地域活性化についての加賀メッセージ」としてまとめました。
 また、第1部シンポジウムの内容を、「湿地を耕し、湿地を楽しむ〜第1部シンポジウムの記録」としてまとめました。
 
日本雁を保護する会会長の呉地正行さん
による基調講演
 
パネルディスカッション:コーディネーターの
笹川孝一さん(中央)

 
琵琶湖沿岸の高島市で有機農法に取り組まれている石津文雄さん
 
片野鴨池周辺生態系管理協議会(加賀市)の
杉本喬(画像右)

 
佐潟水鳥・湿地センター(新潟市)職員の
佐藤安男さん(右から2番目)
 
大山上池・下池の保全・活用と地域の活性化に取り組まれている鶴岡市役所の本間明さん(中央)

 
湿地の保全活動に取り組む子どもたちの成長を見つめてきたラムサールセンターの
中村玲子さん(左から2番目)
 
呉地さんにも引き続きパネリストとして参加していただきました(画像左)

 
真剣に耳を傾ける参加者のみなさん
 
参加された市町村の方からもご意見をいただきました(画像は登米市の佐々木さん)

 
ロビーに設置したPRブースの様子。
市町村の特産品や湿地を紹介しました。
 
休憩中にPRブースを見学される参加者

 
2月2日の世界湿地の日の紹介も行いました
 
2日目のグループワークの様子。
5班に分れて活動しました。

 
意見が飛び交い白熱しました
 
各班による意見発表

   
出てきた意見を班ごとに模造紙にまとめました
 


 
 
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