我々、ラムサール条約登録湿地関係市町村は、本条約の国内登録湿地のうち最も小さな湿地である片野鴨池を有する加賀市に集い、湿地と人の関わりの歴史、その保全を目指す多様な人々の活動について、互いに学びあう機会を得た。
  かつて人々は、生活の糧を得る場として、あるいは調整池や水源として、湿地を適切に利用し、自然と共生していた。
  しかし、近年の快適な生活や生産性の向上を追及する人間の活発な活動にともなう大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会経済活動などに起因する気候の急激な変動により、湿地を含む多くの生態系では21世紀中にその復元力が追いつかなくなる可能性が高いことが指摘されている。
  そこで、我々は、先人から受け継いだ湿地がかけがえのない貴重な財産であるとともに、その保全のための行動が地球温暖化の警鐘と自然保護の啓発につながることを認識し、以下の点について歩調を合わせ、着実に、将来にわたって取り組んでいくことを決意した。

 国内のラムサール条約湿地を将来にわたり保全するため、国・道・県・市町村がともに協力し、地域住民の参画を求め、湿地の賢明な利用および自然環境の保全を目指し、地域の特性に応じた湿地管理のための計画を策定し、実行する。
地域の人々との関わりの中で、湿地は恵み豊かな自然はもちろん、歴史、文化をはじめとする様々なものを生み、育ててきた。このことを踏まえ我々は将来の世代に、湿地を価値ある姿のまま引き継がなければならないことを認識するとともに、地域住民が積極的に関与し、共存する湿地の保全を推進する。
生活様式の変化によって人と湿地との関わりが希薄とならないよう、本来湿地が持っている価値に多くの人が『気付き』、『学び』、『後世に伝える』ため、地域や世代を超えた交流を促進する。

 我々は、国内のラムサール条約湿地の保全、活用、将来への受け渡しが自らの行動によってのみ達成されるものであることを強く心に刻み、その責務を全うすることを誓うとともに、現在残されている貴重な湿地が一つでも多く、ラムサール条約湿地となって保全されていくことを期待する。

2007年11月9日


釧路市長 伊東 良孝
魚沼市長 星野 芳昭
釧路町長 佐藤 広高
若狭町長 千田 千代和
標茶町長 池田 裕二
美浜町長 山口 治太郎
鶴居村長 日野浦 正志
名古屋市長 松原 武久
浜頓別町長 廣瀬 忠雄
飛島村長 久野 時男
苫小牧市長 岩倉 博文
大津市長 目片  信
厚岸町長 若狭  靖
近江八幡市長 冨士谷 英正
浜中町長 長谷川 徳幸
草津市長 伊庭 嘉兵衛
美唄市長 桜井 道夫
東近江市長 中村 功一
豊富町長 工藤 栄光
湖北町長 南部 厚志
幌延町長 宮本  明
高島市長 海東 英和
雨竜町長 藤本  悟
長浜市長 川島 信也
網走市長 大場  脩
串本町長 松原 繁樹
小清水町長 林  直樹
松江市長 松浦 正敬
根室市長 長谷川 俊輔
出雲市長 西尾 理弘
別海町長 水沼  猛
秋芳町長 中本 喜弘
標津町長 金澤  瑛
美東町長 倉増 卓雄
三沢市長 種市 一正
竹田市長 牧 剛尓
栗原市長 佐藤  勇
九重町長 坂本 和昭
登米市長 布施 孝尚
薩摩川内市長 森  卓朗
大崎市長 伊藤 康志
屋久島町長職務執行者 矢野 勝己
檜枝岐村長 星  光祥
那覇市長 翁長 雄志
日光市長 斎藤 文夫
豊見城市 金城 豊明
片品村長 千明 金造
渡嘉敷村長 小嶺 安雄
習志野市長 荒木  勇
座間味村 仲村 三雄
新潟市長 篠田  昭
石垣市長 大M 長照
加賀市長 大幸  甚
 
 
 
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