春のチュウシャクシギの渡り
(撮影:中村さやか氏)
 
位 置
北緯33度6分/東経130度7分
標 高
-2.5〜1m
面 積
57ha
湿地のタイプ
干潟
保護の制度
国指定鳥獣保護区特別保護地区
所在地
佐賀県 鹿島市
登録
2015年5月
  肥前鹿島干潟は、佐賀県南部の有明海西岸に位置し、塩田川、鹿島川の河口と海岸に発達する干潟です。有明海は遠浅の海であり、日本一大きい干満差を有するため、干潮時には沖合5〜7kmにも及ぶ干潟が広がります。その中でも、肥前鹿島干潟は、東アジアにおけるシギ・チドリ類の重要な渡りの中継地及び越冬地となっています。
 
ツクシガモ(その他冬鳥) (撮影:中村さやか氏)
ムツゴロウ(撮影:中村さやか氏)
 肥前鹿島干潟は、多種多様な生き物が生息する豊かな自然環境を保っています。
 干潟には有明海特有のユニークな生き物が生息しており、ムツゴロウやワラスボ、シオマネキなどをたくさん見ることができます。また、干潟の生き物を餌とする渡り鳥の渡来地となっており、秋から春にかけてチュウシャクシギ、ダイシャクシギ、アオアシシギ等のシギ・チドリ類が約40種程度渡来します。特にチュウシャクシギの飛来数は国内屈指となっています。加えて、ツクシガモやオナガガモが渡来して越冬する他、絶滅が危惧されているクロツラヘラサギやズグロカモメといった希少な鳥類が飛来しています。
 
クロツラヘラサギ(撮影:中村さやか氏)
シオマネキ(撮影:中村さやか氏)

 有明海の恵みを受け、共に生きる中で、ムツ掛け漁などの独特の漁業が発達し、伝統漁として受け継がれてきました。また、水産資源を得るだけではなく、干潟体験のように直接干潟に入って生き物と潟にふれあうことで豊かな自然を楽しみ、肌で感じるなど、有明海の恵みと私たちの生活は深くかかわり合っています。
 有明海の広大な干潟を利用した、干潟の上で行う鹿島ならではの国際的な大運動会が「鹿島ガタリンピック」です。干潟にふれあいながらユニークな競技に挑む選手たちは、一生懸命頑張るほど泥だらけになりますが、一方で自然のぬくもりを感じられる楽しいイベントでもあります。
 有明海には沖の島という小さな島があり、毎年旧暦6月19日に航海の安全と五穀豊穣を願う祭りが行われます。ぼんぼりで飾られた多くの船が、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら一斉に船出する様子は幻想的です。
 栄養豊かな有明海の大きな干満差を利用してつくられる海苔は、日本一の生産量を誇ります。 有明海と共に生きていく中で、有明海で獲れる様々な海の幸が、人々の命を支える貴重な栄養源となっています。

ムツ掛け
鹿島ガタリンピック
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 鹿島市は東には有明海が広がり、西は多良岳山系に囲まれた自然豊かな環境に恵まれるとともに、歴史・自然・工業・文化など様々な特色を持つ多彩なまちです。市内には日本三大稲荷のひとつに数えられる「祐徳稲荷神社」があり、年間280万人もの参拝客で賑わいます。創建は江戸時代の1687年で、商売繁盛・家運繁栄などの御利益で知られます。また、港町・宿場町として栄えてきた肥前浜宿には、白壁土蔵や茅葺町家、大型酒蔵などの伝統的な建物が立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。酒造では市内の豊かな地下水、おいしいお米によって良質な日本酒が醸されています。

鹿島市干潟展望館
 
開館時間
9:00〜17:00
休館日
年末年始のみ
入館料
無料
施設概要
干潟を一望できる観測所や有明海の生き物を展示したミニ水族館があります。
所在地
〒 849-1323 佐賀県鹿島市大字音成甲4427-6-2階
TEL0954-63-1723
http://michinoekikashima.jp/main/8.html(道の駅鹿島HP内)

鹿島市役所建設環境部ラムサール条約推進室
〒849-1312 鹿島市大字納富分2643番地1
TEL 0954-63-3416  FAX 0954-63-2313                                   
鹿島市HP  http://www.city.saga-kashima.lg.jp/
肥前鹿島干潟HP  http://www.city.saga-kashima.lg.jp/main/9198.html
 
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