位 置
北緯43度56分/東経144度24分
標 高
1m
面 積
900ha
湿地のタイプ
汽水湖
保護の制度
国指定鳥獣保護区特別保護地区、国定公園特別地域
所在地
北海道網走市、小清水町
登録
2005年11月
 知床半島や斜里岳などが一望できるオホーツク海に位置しています。アイヌ語で「トプッ(湖の口)」を語源とする濤沸湖は、砂州の発達で海と隔てられ、僅かに海と繋がっています。外周約30q、広さ約900ha、平均水深は約1mと浅い湖です。周囲は低層湿原が広がり、湖の北側は「小清水原生花園」となっています。
 

 湖の周囲の淡水湿地はヨシ、スゲ、ヒオウギアヤメ、塩性湿地にはアッケシソウ、シバナ、海岸草原にはエゾキスゲやハマナスなどが見られ、湖奥にはコアマモの藻場が広がります。
 濤沸湖は、多くの渡り鳥に中継地・越冬地・繁殖地として利用されています。オオハクチョウ、ヒシクイ、カワアイサなどのガン・カモ類、キアシシギ、ホウロクシギなどのシギ・チドリ類、ノゴマ、オオジシギなどの夏鳥、オオワシ、オジロワシ、タンチョウなどの希少種も含め、約250種類の鳥類が確認されています。魚介類はヌマガレイ、ワカサギ、サケ、コイ、カキ、ヤマトシジミなど多様性に富んでいます。北方系の昆虫、カラフトキリギリスが日本で初めて発見されました。

 
 濤沸湖は、海(塩)水と川(淡)水が混じる汽水湖であるため、魚種が多く、内水面漁業の漁場として利用されており、スジエビとワカサギが特産品です。近年では、ワカサギのほかにも育てる漁業に取り組んでいます。
  毎年、シベリア地方から飛来する千羽ほどのオオハクチョウが湖で羽を休め、貴重な野鳥が数多く見られるため、四季を通してバードウォッチャーが絶えません。
 オホーツクの初冬は海が荒れ、湖口に土砂がたまり湖水の流れが停滞するため、春先に湖の周辺地域の人々が『濤切り(湖口を開くこと)』を行い、湖を保全してきました。また、湖畔の植生維持のため、馬を放牧しているほか、小清水原生花園に咲き乱れるハマナス、エゾスカシユリ、エゾキズゲなど約40種の開花前の春には、毎年野焼きが行われています。
 濤沸湖及び周辺域の環境保全とワイズユースを進めるため、関係者が検討や協議を行う『協議会』を設置し、『濤沸湖 保全と利用のためのルール』を策定しています。
バードウォッチング
網走市のPR
 「白鳥公園」に隣接する「濤沸湖水鳥・湿地センター」までは、オホーツク海に一番近い駅「北浜駅」から歩いて約10分。野鳥や原生の花々、斜里岳などの雄大な景観を存分にお楽しみください。
小清水町のPR
 多くの渡り鳥や魚、昆虫たちの楽園『濤沸湖』とオホーツク海を望んで広がる天然の花畑『小清水原生花園』へどうぞお越しください。
濤沸湖水鳥・湿地センター
 
開館時間
9:00〜17:00
休館日
月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始
入館料
無料
施設概要
環境と生命とのかかわりをテーマとして、濤沸湖周辺の自然、歴史、文化に関する展示や映像が見ることができます。また、展望コーナーではオオハクチョウをはじめとした渡り鳥や斜里岳を望む雄大な風景が見どころ。レンタルサイクル(5月〜10月、無料)もあります。
所在地
〒099-3112 北海道網走市字北浜203番3地先
TEL 0152-46-2400  http://www.tofutsu-ko.jp/
小清水原生花園インフォメーションセンター Hana
 
開館時間
5〜9月(8:30〜17:30)10月(9:00〜17:00)
休館日
無休
入館料
無料
施設概要
原生花園に咲き誇る自然の花々の写真の展示や映像が見ることができます。また、日本野鳥の会による展示物、レンタルサイクル(無料)もあります。
所在地
北海道斜里郡小清水町字浜小清水
TEL 0152-63-4187

網走市役所  生活環境課(濤沸湖水鳥・湿地センター)
〒099-3112 北海道網走市字北浜203番3地先 TEL 0152-46-2400
網走市ホームページ  http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/
濤沸湖水鳥・湿地センターホームページ http://www.tofutsu-ko.jp/

小清水町役場 産業課
〒099-3698 北海道斜里郡小清水町字小清水217番地 TEL 0152-62-2311
小清水町ホームページ  http://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/
e-mail:syoukoumgr@town.koshimizu.hokkaido.jp
 
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