位 置
北緯24度23分/東経124度8分
標 高
0m
面 積
157ha
湿地のタイプ
河口干潟、マングローブ林
保護の制度
国指定鳥獣保護区特別保護地区
所在地
沖縄県石垣市
登録
2005年11月
 石垣島の南西部に位置し沖縄県の最高峰の於茂登岳の南方を流れる名蔵川河口部の、東西1.5km、南北2km、面積157haの干潟である。亜熱帯地域に見られる典型的な湿地である干潟、マングローブ林、海浜及び海岸林で構成されている。
 
 名蔵アンパルではオヒルギ、ヒルギモドキ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシなど支柱根や呼吸根をもったマングローブ林を見ることができる。また干潟には、ゴカイやアナジャコなど、さまざまな低生生物、稚魚、甲殻類が生息し、特にエビ・カニ類は豊富で、イシガキヌマエビ、コツノヌマエビ、ヤエヤマガニなど、この地域固有の希少種も少なくない。
 このような生物の多様性を持った湿地には、セイタカシギ、アカアシギ、クロツラヘラサギなどシギ・チドリ類をはじめ、水鳥の渡りの重要な中継地および越冬地になっている。また八重山諸島を北限とする猛禽類のカンムリワシ、リュウキュウコノハズクなどの森林性鳥類の生息の場にもなっている。
 
ヤエヤマヒルギ
カンムリワシ
 名蔵アンパル干潟には、干潟に生息するカニの種類が豊富なことも特徴的で、それらを歌った「あんぱるぬみだがーまゆんた」という民謡があります。主人公「目高蟹」(みだがーま)の生年祝いに多種多様なカニたちが集まり宴会が始まっていく様子を擬人化し歌っています。全部で15種類のカニが登場し人間社会の祝宴におけるそれぞれの係に当てはめています。たとえば1m近くも土砂を盛り上げるオキナワアナジャコは桟橋作り係り、手に取ると音をたてて口から泡をふくキンセイガニは笛吹き係、全身毛でおおわれたケブカガニハは獅子舞の係、大きなハサミを持ったノコギリガサミは包丁人、砂浜をすばやく駆けるツノメガニは給仕人等、それぞれのカニの形態、習性を的確に観察してうたいあげている。このように名蔵アンパルは豊かな生態系を育むだけでなく、昔からの地域住民との結びついた重要な場所であったと考えられます。
 現在でも、市民の憩いの場としての利用や、小中学校の環境学習の場として利用されています。
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 石垣島は、県内最高峰の於茂登岳(526m)を中心に、八重に連なる山々を背にして南には平坦地が広がっています。そこには四方に河川が発達し、湾岸・半島・岬など、多様な自然環境は様々な風景を織りなしています。年間の平均気温は24度と亜熱帯気候で島の周囲にはサンゴ礁が発達し美しい海中景観を見る事が出来ます。
バンナ公園「渡り鳥観察所
 
 石垣市街地の北方4kmにあるバンナ岳は、南北に概ね230mの標高を連ねる長い稜線をもった、およそ399haにわたる森林丘陵地帯です。その中央部分を取り囲むようにバンナ公園があります。頂上近くには「渡り鳥観察所」があり、そこからの名蔵アンパルを一望できます。また毎秋にバンナ岳に飛来するアカハラダカ、サシバの勇壮な渡りが観察できます。

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