位 置
北緯40度49分/東経141度22分
標 高
0〜10m
面 積
222ha
湿地のタイプ
低層湿原
保護の制度
国指定鳥獣保護区特別保護地区
所在地
青森県三沢市
登録
2005年11月
  仏沼は、青森県三沢市の北部に位置し、東側の太平洋と西側の小川原湖に挟まれたヨシ原が広がる草原湿地です。この地域は、春から夏にかけての偏東風「ヤマセ」と秋から冬にかけての西風「八甲田おろし」の冷たい風が吹く気象であるため、平地でありながら高山性の植物群落や南限北限の動植物が見られます。
 
 仏沼は、国際自然保護連合RDB掲載種のオオセッカやコジュリンの繁殖が確認され、シマクイナの生息が確認されいます。他にも環境省RDB掲載種のチュウヒやカンムリカイツブリが繁殖しています。なかでもオオセッカは、世界で中国の一部と日本にしか分布しておらず、そのうち仏沼には1000羽程度が生息するオオセッカ世界最大の繁殖地といわれています。また、仏沼とその周辺地域は、国の天然記念物のマガン、ヒシクイなどのガンカモ類、国際自然保護連合RDB掲載種ヘラシギなどのシギチドリ類といった多種多様な渡り鳥が観察される国際的に重要な中継地でもあります。
 
カンムリカイツブリ
ゴマシジミ
 仏沼では、市内外の各学校により自然観察会が行われ、自然体験、環境学習の場として利用されています。また、NPO法人おおせっからんどや小川原湖自然楽校、野鳥の会主催による、自然観察会やシンポジウムなど各イベントが実施され、多くの方々がこの仏沼を訪れています。
  こうした中、産直友の会では、秋に収穫した野菜を雪の下に寝かせ、春先から出荷しています。この野菜を、仏沼に生息する野鳥「オオセッカ」をもじり「大雪下(おおせっか)野菜」として販売しています。ダイコン、ニンジンが主流で、甘みが増していると好評を得ています。また、市内福祉施設では、仏沼のヨシを利用したヨシ笛を制作するなど、様々な活用が図られています。
  三沢市では、ラムサール条約登録湿地「仏沼」を確実に次世代に引き継ぎ、持続可能な活用を続けていくため、各関係機関・団体や住民と協働しながら、仏沼の保全活用に取り組んでいます。
自然観察会
三沢市のPR
 1931年(昭和6年)10月、米国人飛行家クライド・パングボーンとヒュー・ハーンドンの二人は、単発エンジンで単葉機であるミス・ビードル号によって三沢市の淋代海岸を飛び立ち41時間10分後、距離にして約4,900マイルの区間を飛び続け、太平洋上を無着陸で横断飛行し、米国ワシントン州ウェナッチ地区に胴体着陸しました。彼らの飛行は世界初の成功を収めることとなり、その名を永遠に航空史に残すこととなりました。              
  淋代海岸には、この快挙をたたえる『太平洋無着陸横断飛行記念碑』が、小川原湖畔(市民の森)には飛行40周年記念碑『翔翼の碑』が建てられています。
仏沼観察のポイント
早朝の仏沼
朝日と朝霧の中からオオセッカやコジュリン、コヨシキリ、オオジュリン、クイナのさえずりが辺り一面から聞こえます。
音百選(環境省)
初夏の仏沼では、オオセッカやコジュリンのさえずりが草原に満ちあふれ、一日中絶えることがありません。
壮大な夕陽
小川原湖マテ小屋付近での八甲田連峰を背に望む壮大な夕陽。湖面ではボラが飛び跳る光景に出会えます。
仏沼案内コーナー
道の駅みさわ総合案内所「くれ馬パーク」内に「仏沼案内コーナー」を設置し、仏沼の紹介及びパネルやパンフ等の展示をしております。
また、仏沼周辺にはコンビニ等はありませんので、トイレ並びに休憩はこちらの施設をご利用ください。

〒033-8666 三沢市桜町一丁目1番38号 三沢市役所民生部環境衛生課   
TEL 0176-53-5111 FAX 0176-52-9012                  
三沢市ホームページ http://www.city.misawa.lg.jp/      
 
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