位 置
北緯38度43分/東経141度06分
標 高
7m
面 積
559ha
湿地のタイプ
淡水湖
保護の制度
国指定鳥獣保護区特別保護地区
所在地
宮城県栗原市・登米市
登録
1985年9月
 伊豆沼・内沼は宮城県北部に位置し、栗原市と登米市にまたがる自然湖沼です。湖沼面積は伊豆沼289ヘクタール、内沼98ヘクタールで、水深は1メートル前後と浅いのが特徴です。ここには数々の水生植物が群生しており、水鳥や魚類の生息に適した環境となっています。
 冬の伊豆沼・内沼ではハクチョウ類やガン・カモ類などの渡り鳥がみられます。これらの鳥は夏に極東ロシアで繁殖し、越冬のために伊豆沼・内沼に渡ってきます。中でももっとも数の多いマガンは、落ち籾などを主食としていて、周囲を水田に囲まれた伊豆沼・内沼は良好な越冬地になっています。
  夏の沼はハスやアサザなどの水生植物に彩られ、その合間をウチワヤンマやチョウトンボ、イトトンボ類が飛び交います。また、伊豆沼・内沼は魚類の宝庫でもあり、90年代初頭まで魚類やエビ類が漁獲されていました。しかし90年代中頃以降、外来種であるオオクチバスが伊豆沼・内沼で多く捕獲されるようになり、絶滅危惧種のゼニタナゴやメダカ、ジュズカケハゼといった小型の魚類が捕食されて姿を消しました。2000年代に始まった外来魚駆除活動や希少魚の保全活動により,これらの魚が沼で見られるようになってきています。
 
マガン
ゼニタナゴ
 伊豆沼・内沼の自然は観光や環境教育の場として利用されています。冬に飛来するマガンは、毎日、日の出とともに一斉に飛び立ち、周辺の水田に餌を食べに向います。朝日に舞う鳥の群れを見に、各地から野鳥愛好家や写真家が訪れ、数千羽以上のマガンが一斉に飛び立つ時の羽音は、その迫力から「日本の音風景100選」にも選ばれています。また、夏の沼はハスなどの花々に彩られ、その美しい光景は重要な観光資源となっています。地元の漁協などが主催するハス祭りが8月に開催され、沼一面に広がるハスの群落を小型船に乗りながらゆっくり眺めることができます。サンクチュアリセンターでは、毎年フォトコンテストを開催しており、沼の豊富な被写体を写した皆様からの写真を展示しています。
 沼の自然は環境教育の場にもなっています。沼ではオオクチバスの駆除活動が4月下旬から6月末に行われ、県内外から毎年延べ100人以上のボランティアが参加します。オオクチバスはさまざまな水生動物を貪欲に捕食し、在来の生態系を著しく悪化させている魚です。駆除活動の結果、オオクチバスの捕食によって減少していた淡水魚の数が増加しつつあり、この活動は環境省のオオクチバス駆除活動モデル事業の一つに指定され、中高生や大人の体験学習の場にもなっていて、県内外から多くの方が、外来種問題への取り組みについて学びに訪れます。
バス駆除活動を学生に説明する
栗原市のPR
 栗原市・登米市にまたがり、ラムサール条約に指定登録になっている伊豆沼・内沼は、貴重な自然資源の宝庫です。
 伊豆沼・内沼の生物で人気があるのは、ガン・カモ・ハクチョウなどの鳥類で、特にマガンはそのほとんどが宮城県北部に飛来する貴重な渡り鳥です。その他にも魚類、昆虫類など多種多様な生物が生息しています。
 春には、水面にかわいい水草が緑の顔を出し始め、太陽が熱く燃える夏にはピンク色のハスが沼一面を鮮やかに彩ります。
 栗原市では、この貴重な自然資源の宝庫と自然と人間の共生の場としての伊豆沼・内沼に、多数のみなさんのご来場をお待ち申し上げております。
登米市のPR
  登米市にはラムサール条約に指定登録された「伊豆沼・内沼」があり、冬にはガンやカモ、ハクチョウなどの渡り鳥が多数飛来します。とりわけガンは警戒心の強い鳥でもあることから、各地の開発に伴って越冬地が急速に失われ、今では日本に飛来するガンの90%近くが伊豆沼・内沼等の宮城県北部に集中しております。
  登米市では、冬の日本の原風景に必ずと言っていいほど登場するガンやカモ、ハクチョウなどが飛来する景観を保ち、全国各地の方々に「自然の良さ、大切さ」を理解して頂けるよう努めてまいります。
宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンタ−(野鳥館)
開館時間
9:00〜16:30
休館日
月曜日(祝日時は翌日)・祝日の翌日・年末(12月29日〜12月31日)
入館料
無料
施設概要
伊豆沼の動植物をパネルや標本をつかって紹介しています。
所在地
宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17-2
電話:0228-33-2216
ホームページ http://izunuma.org/
栗原市サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)
開館時間
9:00〜16:30
休館日
月曜日(祝日時は翌日)・祝日の翌日・年末(12月29日〜12月31日)
入館料
無料
施設概要
伊豆沼・内沼に数多く生息する昆虫の生態を、標本や映像などで紹介しています。また、世界中の昆虫の標本展示室などもあります 。
所在地
宮城県栗原市築館字横須賀養田20-1
電話:0228-22-7151
ホームページ http://www.kuriharacity.jp/index.cfm/12,377,63,html
登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(淡水魚館)
開館時間
9:00〜16:30
休館日
月曜(祝日時は翌日)
入館料
無料
施設概要
伊豆沼・内沼に生息する淡水魚を中心に、伊豆沼・内沼の生態系を「水」をテーマに紹介しています 。
所在地
宮城県登米市迫町新田字新前沼254
電話:0220-28-3111
ホームページ http://www.city.tome.miyagi.jp/kurashi/kankyo/sannku.html

宮城県栗原市市民生活部環境課
TEL 0228-22-3350 FAX 0228-22-0350
栗原市ホームページ  http://www.kuriharacity.jp/

登米市市民生活部環境課環境政策係
TEL 0220-58-5553 FAX 0220-58-3345
登米市ホームページ  http://www.city.tome.miyagi.jp/
 
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